似顔絵教室へようこそ!

こんにちわ! 店長のKazuです。

似顔絵の家を開店した当初から『似顔絵を描いてみたいのでコツを教えて』,『似顔絵の制作過程をデッサンから見たい』
というメールを多数の方から頂いてましたので、このようなページを作らせて頂きました。

お陰様で毎日忙しく仕事をさせて頂いてますので,なかなか更新出来ませんがこのページはとてもご好評なので長く続けて行きたいと思ってます! !
でも,このコーナーで一番大切な"モデル"になってくれる方がいないと続ける事が出来ないので、どうか皆さんご協力をお願いしますね!

 

似顔絵の家では、芸術性を追及した作品づくりを常に目指しております。
似顔絵を制作させて頂く方の欠点や長所だけをを単に誇張して似せるよりも、お客様自身の個性をより輝かせる美しい作品を提供させて頂く事を心がけております。
これからも皆さんと一緒に勉強しながら作品づくりに取り組んでいきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!!


 今回モデルになって頂く方は写真の"しおり"ちゃんです。

それでは早速始めましょう。

 "しおり"ちゃんは,
ポケモンと歌とおどりが大好きな元気いっぱいの5才の女の子。

 ご希望は,コミックのカワイイ系です。

この場合は大抵水彩を中心に使用しますが、今回は"しおり"ちゃんのカワイさを表現しようと思い、クレヨンを使ってみました。

では、デッサンの段階から順を追って説明していきたいと思います。
3カットづつ、向かって左から説明していきます。

 

 

 

★まず下書きです。

顔の輪郭のあたりを軽く取り、縦の中心線と目の位置の横の線を引きます。 

髪や眉、鼻や口の位置の横線を引けば、より確実なデッサンができます。もちろん,自信のある方は,この段階を飛ばしてもかまいません。

次に、眉や目を書き入れていきます。

モデルさんの特徴を意識しながら序々にデッサンをはっきりさせていきます。

この下書きの段階では,自分が納得ゆくまで,何度でも線を書き直し、シュミレーションをしてより完璧なデッサンをめざしましょう。

両手の元気なVサインも描きいれる事にしました。この時、手と体のバランスが大事です。

デッサンの最初の段階で、手の位置を幾つかシュミレーションしてみて決めて行きます。

また、Vサインの写真では指が顔と少し重なっているため、あごのラインは2枚目の写真を参考にしました。


 

★デッサンが終わったら、次はペンや筆等,好きな画材を使って本格的にタッチを
入れていきます。

今回は"shiori"ちゃんのカワイさを表現しようと思い、クレヨンを使ってみました。

デッサンの線から多少はみだしても構いませんから、思いきってリズムに乗って描きましょう。

ちょっと薄くなったり、少しかすれたりしてもそれがクレヨンの味ですので良いと思います。

色はもちろん黒でかまいまさんが、こげ茶にしてみました。


 

★着色もクレヨンを使いました。

輪郭の線を消さない様に気をつけながら塗ります。
でも、多少色が重なったりしてもクレヨンはそれが"イイ感じ"になる時もあります。
それをどう生かすかはご自分の感性で判断して頂けれは良いと思います。

肌色の部分もクレヨンの特性を生かして、多少のむらは気にしないで子供らしい可愛さを表現するように塗りましょう。
髪は流れに沿って、自然に生き生きと描きましょう。  


 

★洋服もクレヨンでピンクの柔らかい雰囲気をイメージしながら塗りましょう。
次に頬に元気な赤み入れます。赤くなりすぎないように注意して、フワッと塗りましょう。

髪のハイライトを子供らしくもう少しシンプルにまとめてみました。
頬の赤みはもう少しなじませます。

さらに生き生きとした瞳を表現するためにもう一度パステルで柔らかくハイライトを入れました。

最後に、気になる箇所を重ね塗りで修正して完成です。

◎暖かみのある色で背景を付けて,枠にエアブラシで影を描きました。

似顔絵教室にご協力頂いた"しおり"ちゃんに
心より感謝致します。本当にありがとうございました<(_ _)>。
似顔絵の家 スタッフ一同


 


 今回モデルになって頂く方は写真の"ミエコ"さんです。

それでは,早速始めましょう。 "ミエコ"さんの場合は,
なんと言っても,大きくて愛くるしい瞳,そしてきれいな長い髪がポイントです。
お写真は,3枚送って頂いたのですが、笑顔が一番素敵でしたのでこちらのお写真を基に似顔絵を制作しました。 

ご希望は,コミックのカワイイ系です。

 

では,デッサンの段階から順を追って説明していきたいと思います。
3カットづつ,向かって左から説明していきます。

 

まず,下書きです。顔の輪郭のあたりを軽く取り,縦の中心線と目の位置の横の線を引きます。 

髪や眉,鼻や口の位置の横線を引けば,より確実なデッサンができます。
もちろん,自信のある方は,この段階を飛ばしてもかまいません。

次に,眉や目を書き入れていきます。モデルさんの特徴を意識しながら序々にデッサンをはっきりさせていきます。 

特に目はどの場合も大事なポイントですので目の表情をよく読み取り,表現するように心がけましょう。

ミエコさんの場合は,少し目尻を下げて可愛く描きます。

髪形もよく見て、全体の形をとらえて描きましょう。

口のバランスも大事です。大きくなりすぎず、明るく,健康的なイメージで描きましょう。                 
この下書きの段階では,自分が納得ゆくまで何度でも線を書き直し、シュミレーションをしてより完璧なデッサンをめざしましょう。

 

★デッサンが終わったら、次はペンや筆等、好きな画材を使って本格的にタッチを入れていきます。

コミックタッチですので、やや太めの柔らかい線が良いでしょう。
デッサンの線から多少はみだしても構いませんから、思いきってリズムに乗って描きましょう。(パソコンでグラフィックソフトを使用して描く人は、この段階でも割と簡単に書き直しができると思います)

タッチに強弱をつけたり部分的に線を細くしたりして、絵にメリハリを付けましょう。
きれいな長い髪は,細い筆やペンで柔らかく,繊細な感じで描きましょう。    

線が全部入ったら,下書きを消します。
(実際の画材をご使用の方はよく乾いてから消しましょう)

★着色には水彩やパステル,エアブラシやカラートーン等色々ありますが、
今回は水彩を中心にサラっと着色しました。

まず、一番下の色(肌色)から塗ります。

肌の部分全体にむらなく塗っていきます。

次に眉、目、口と塗り進めていきます。

眉は明るさを出すために、完全な黒ベタではなく濃い茶色にしました。 

瞳もきれいな涼しい感じを表現したかったので、やはり濃い茶色に塗りました。  

唇はきれいなピンクで、あまり厚くならないように可愛く塗りましょう。


下唇にはチョークでハイライトを入れました。 

口の中も健康的に明るい色合にしました。
髪も黒ベタでは重い感じになりますので、眉や瞳と同じ濃い茶色で髪の流れに沿って自然に生き生きと描きましょう。  

★そして,髪にハイライトを入れます。 

今回は,きれいな柔らかい感じを出したかったのでパステルでフワッと表現してみました。
次に洋服を仕上げていきます。 

コミック系ですから,必ずしも本物と同じにする必要はないでしょう。 

全体的に明るい雰囲気が出せれば良いと思います。

最後に,生き生きとした瞳を表現するためにもう一度,パステルで柔らかくハイライトを
入れました。 

そして仕上げに頬に赤みを薄く入れて完成させました。

◎春から初夏をイメージして背景を描いてみました。

似顔絵教室にご協力頂いた"ミエコ"さんに
心より感謝致します。本当にありがとうございました<(_ _)>。
似顔絵の家 スタッフ一同


 


 今回モデルになって頂く方は写真の"あやめ"さんです。

"あやめ"さんは,嬉しい事があると感激のあまり涙ぐんでしまうというとっても繊細な心の持ち主です。          
 それでは,早速始めましょう。

ご希望は,適当に似せてカワイく,マンガっぽくとの事ですので全体をカワイく, マンガっぽくデフォルメし,
水彩を基本にエアブラシやグラデーションで"あやめ"さんの繊細さを表現してみました。                      
 では,デッサンの段階から順を追って説明していきたいと思います。
3カットづつ,向かって左から説明していきます。

まず下書きです。

モデルさんが一番良いとおっしゃる横顔のお写真を基本にして、他のお写真も参考にして, 全体のイメージを作っていきます。         
"あやめ"さんの優しく,繊細な心をイメージしながらデッサンしました。
マンガっぽくですので全ての線を書き入れる必要はありません。むしろ,どの線を捨ててどれを生かすか,そこに描き手の個性とセンスが反映されるのです。      

この下書きの段階では,自分が納得ゆくまで,何度でも線を書き直し,シュミレーションをしてより自分のイメージに近いデッサンをめざしましょう。 

デッサンが終わったら,次はペンや筆等,好きな画材を使って本格的にタッチを入れていきます。

今回は柔らかめのペンでさらっと描きました。       
デッサンの線から多少はみだしても構いませんから、思いきってリズムに乗って描きましょう。 

着色は水彩です。

肌はフワッとした感じを出したかったので,用紙を柔らかく粗めに設定しました。

ここでは絵が小さくて効果がわかりづらいので完成品を参考にして下さい。                 
髪は,普通マンガっぽい絵ですと黒ベタですが,重くなりすぎずに明るい感じにしたかったので濃いグレーにしました。髪と服にもまた違った用紙設定を使用しましたので完成品で効果を確認して下さい。

髪に深みを出すため,顔に近い方を部分的に塗重ね,グラデーション効果を使ってハイライトを入れました。

唇は薄いピンクでさらっと塗り,下唇にハイライトをいれます。
鼻にも薄く影を塗り,頬に柔らかく赤みを入れました。

最後に瞳にエアブラシで輝きを付けハイライトもさらに強調しました。

仕上げに細かい所を修正して完成です。  

 

さらに枠を付けたし,エアブラシで影を描きました。

似顔絵教室にご協力頂いた"あやめ"さんに
心より感謝致します。本当にありがとうございました<(_ _)>。
似顔絵の家 スタッフ一同